Googleドライブの容量上限は?ストレージ容量の確認方法や増やし方を紹介
コラム更新日:2022.01.05
無料版の Google ドライブ容量の残量が少なくなると、追加料金なしでドライブ容量を増やす方法や、利用中のドライブ容量を減らす方法が気になる方も多いでしょう。今回は、Google のクラウドストレージである Google ドライブの利用状況の確認方法や、利用中のドライブ容量を減らす方法などをご紹介します。
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Google ドライブの使用容量には上限がある
Google ドライブとは、さまざまな種類のファイルを安全に保管したり、共有したりできるオンラインのクラウドストレージサービスです。ドキュメントやスプレッドシート、画像などファイルの保管はもちろん、他のユーザーとファイルやシートを簡単に共有し、リアルタイムで共同編集が行えます。変更は自動的にドライブに保存されるため、保存作業は不要です。
Googleドライブは、膨大な量のデータを保存されても、素早く検索して該当ファイルを探し当てることが可能なため、ファイルを探す手間も省くことができます。膨大な量のデータが保存可能なクラウドストレージですが、容量には上限が設けられています。Google ドライブ容量の対象になるデータは、ドライブに保管しているデータの他に、Gmail やフォトのデータも対象となりますので、容量不足には注意が必要です。
無料アカウントと有料プランの Google ドライブの容量の違いは?
Google ドライブには、無料アカウントと有料プランのアカウントが存在します。有料ブランの場合はプランに応じて料金や容量が異なります。容量無制限のプランは存在していませんが、Enterprise Standard、Enterprise Plus は「必要に応じて拡張可能」であると Google からアナウンスされています。
利用プラン | 年契約 (月額)* |
容量の上限 (1ユーザーあたり) |
|
---|---|---|---|
無料アカウント | 無料 | 15GB | |
Business | Starter | ¥680 | 30GB(プール) |
Standard | ¥1,360 | 2TB(プール) | |
Plus | ¥2,040 | 5TB(プール) | |
Enterprise | Essentials | 問い合わせ | 1TB(プール) |
Standard | 問い合わせ | 5TB(プール) (必要に応じて拡張可能) |
|
Plus | 問い合わせ | 5TB(プール) (必要に応じて拡張可能) |
*年契約の価格です。
➤無料版ドライブの容量は15GB
無料版のドライブの容量は15GBが上限です。容量を増やしたい場合は、ストレージ容量を追加購入する必要があります。
➤有料版ドライブの容量は30GB〜
有料版の Google Workspace を契約することで、ドライブの容量上限が大幅に上がります。また、Google Workspace では、ドライブを所有している組織全体で保存できる容量の上限が決まるプール方式(*)が採用されており、組織全体で柔軟な利用をすることができます。
例えば、Business Plus を20ユーザー契約すると、1人あたり5TBではなく、組織の全ユーザーで合計100TB(=20ユーザー×5TB)を使えるようになります。ユーザーによって、ドライブの利用量に差がある組織にとっては、組織内で無駄なくドライブ容量を利用できるのではないでしょうか。
また、Enterprise Standard, Plus は、「必要に応じて拡張可能」となっています。
Google ドライブで現在使用している容量を確認する方法
Googleドライブを利用中、ドライブ容量の使用状況を確認することができます。ドライブ使用状況の確認方法をご紹介します。
➤Google ドライブから容量を確認
Google ドライブを開き、左枠の下部にある「保存容量」で使用状況が確認できます。「保存容量」をクリックすると保存されているファイルやシートが表示されます。
➤容量を確認できるページ
Google ドライブの現在使用しているストレージ容量を確認するページがあり、そちらから確認することができます。https://drive.google.com/u/0/settings/storageにアクセスすると、ドライブ、Gmail、フォトの使用状況が一覧で表示されるため確認しやすいでしょう。
Google ドライブの保存量を減らす方法
ドライブを利用していると、空き容量が少なくなり、新しいデータを保存できず、ドライブの容量を増やせないかと考える方もいるのではないでしょうか。ドライブ内を整理したり、プランを見直したりすることで、ドライブの容量を増やすことができます。
➤減らす方法① 不要なファイルや迷惑メールを削除する
ドライブやフォト、Gmail に保存されている、不要なデータや迷惑メールを削除し、ドライブの空き容量を増やします。添付ファイルのあるメールや、容量の大きいデータを削除することで効率的にドライブの容量を増やすことができます。不要なデータを削除したにも関わらず、空き容量が変わらない場合は、ゴミ箱に入っているデータを完全に削除するとよいでしょう。
(参考記事:Googleドライブのファイルを完全削除する方法とは?復元方法もご紹介)
➤減らす方法② Google フォトの保存設定を変更する
Google フォトに保存されている写真や動画は、サイズが大きく必要以上に容量を使うことがあるため、適切なサイズで保存することで、ドライブの容量を増やします。
Google フォトの設定画面(https://photos.google.com/settings)で、写真と動画のアップロードサイズを「元サイズ」から「高画質」に変更します。アップロードサイズを高画質にすることで、きれいな画質を保ちつつ、ファイルサイズを削減することが可能です。
Google ドライブの保存容量を増やす方法
Google ドライブの保存量を減らすのにも限界があるため、保存量を増やすことをオススメします。
➤容量を増やす方法① プランをアップグレードする
無料アカウントを利用している場合は有料プランへの切り替え、有料プランを利用中の場合はワンランク上のプランに変更することで、ドライブ容量を気にすることなく利用することができるでしょう。
➤容量を増やす方法② 契約ユーザー数を増やす
Business StandardとBusiness Plusにおいては、容量の追加購入ができないので、ドライブ容量を増やしたい場合は、契約ユーザー数を増やせば使用できる容量も増やすことができます。例えば、Business Standard であれば、1ユーザーあたり2TBの容量があるので、1ユーザー追加すれば組織として2TBを新たに使うことが可能です。
※Enterprise Standard、Enterprise Plus は、必要に応じてドライブ容量を拡張することができるとされています。
ドライブをビジネス向けに使用するなら大容量の Google Workspace
Google Workspace は、30GB以上の大容量ドライブに加え、様々なビジネスシーンで業務を効率化する多くの機能があります。
Google 無料アカウント |
Business Starter |
Business Standard |
Business Plus |
|
---|---|---|---|---|
ドライブ容量 | 15GB | 30GB(プール) | 2TB(プール) | 5TB(プール) |
会社独自のドメインメールアドレス | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ |
共有ドライブ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ |
Google Meet 連続利用時間 | 1時間 | 24時間 | 24時間 | 24時間 |
Google Meet 最大参加人数 | 100 | 100 | 150 | 500 |
データ損失防止(DLP) | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ |
Google Vault | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ |
監査ログ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ |
Cloud Search | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ |
サポート | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ |
その他の機能比較についてはこちらの記事でご確認ください。
【関連記事】Google Workspace と G Suite の料金や機能の違いを一覧表で比較。
➤無料版から有料版へ
Google Workspace では、ビジネスにふさわしい会社独自のドメインメールアドレスを利用できる他、管理者が社内のアカウントを一括で管理するなど、セキュリティ対策やリスク回避も可能です。サポートにも対応しており、オンラインサポートの他、正規販売店であるTSクラウドで購入した場合は、導入サポートや電話サポートなど独自のサポートが充実しているため、安心して利用することができます。
➤有料版のアップグレード
Business Standard 以上のプランでは、必要なデータを簡単に探し出すCloud Searchや、情報ガバナンスと電子情報開示のためのツール Google Vault など、より便利かつ安心して Google Workspace を利用できる機能が備わっています。
保存容量を使い切った状態で放置すると危険
Google によりますと、容量を使い切った状態で2年間放置すると、Gmail、Google ドライブ、Google フォトに保存しているメールやファイルが削除される可能性があるとのことなので注意が必要です。
- Gmail:メールを送受信できなくなり、自分宛の送信メールは送信者に返送されてしまいます。
- Google フォト:写真のバックアップができなくなります。
- Google ドライブ:新しいファイルの同期やアップロードができなくなるだけでなく、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームなどの新しいファイルを作成が不可となります。
Google ビジネスでのドライブ容量不足を避けるには Google Workspaceを
Google ドライブ容量は、ドライブとフォト、Gmail のデータが対象となり、無料版は15GBの上限が設けられています。ドライブ容量が足りない場合は、不要データの削除やフォトの保存設定を変更することでストレージ容量を増やすことができます。
ドライブの容量不足で、業務に支障をきたさないように、プランのアップグレードを検討するのもよいかもしれません。プランの種類が豊富な Google Workspace では、会社の規模に合わせプランを選択することができる他、安心安全にドライブを使うことができます。
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